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モーター作りで工具の使い方もマスター

仙台市太白少年少女発明クラブ  
第3回講座    コイルと磁石でモーターを作ろう(平成21年6月6日実施)
                          
                                   担当 工藤治夫会長

*主な材料 エナメル線、フェライト磁石、単三乾電池、
         ビーズ、クリップ、紙やすり、コレクションケース他
*使用工具 ラジオペンチ、ニッパー、キリ、ナイフ他
*講座のポイント 工具は要領を覚えて
         正しく使うことが大切である。そのためには指導をしっかり見て、聞いて、体験する。
 
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講座の中で謎解きをしていきます。モーターはどうして電気で回るのだろう?


テキスト、解説、実技指導で会員はモーターの回る仕組みを理解していきます。  
                                   (発電機の原理の体験学習)

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工藤会長、工程のすべてを実演 、 最初に、今日の講座では何をどのような手順で
作るのか会員に実際に目で見て実感してもらう。

そして手元を見つめる会員の視線は真剣! 工具を巧みに使いながらモーターを作る
様子に興味がいっぱいの様子です。このとき受けた新鮮な刺激がこれからの活動の
原動力になっていくことを予感する。


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テキストを見ながら、自分だけのモーター作りがスタート。不安と期待が入り混じる一瞬、
モーター作りのポイントは何と言っても2mのエナメル線を丁寧に扱ってコイルを作ること、
この作業がなかなか大変、エナメル線を絡ませたり、ねじってしまったりいろいろと
アクシデントが発生する。でも頑張ってコイルを作ったね。


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モーターが完成するまでにはコイルを乗せるクリップを加工したり、ケースに穴をあけて
電池をセットしたりたくさんの工程があります。指導員は立ち往生している会員がいな
いか、いつも会員の様子に気を配りながら講座を進めていきます。

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キリを使って穴あけ はんだごてと同様に使用経験の少ない工具、それだけにケース
の土台に穴をあける作業は大変。それでもモーターを完成させたいという気持ちが
手元に力強くよく伝わる。ぜひモーターを完成させてほしい。

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頑張ったところ、エナメル線がばらばらにならないようにしっかり巻いたこと、軸受に乗
せたとき水平になるように何度も調整したこと。このことがモーター完成につながる。


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ついに完成! 一番初めに「回りました」と工藤会長に報告。エナメル線で作った
コイルが勢いよく回転する。会長の「説明をよく聞いて、道具を正しく使いこなした
ことが成功のポイントです」と言われてとてもうれしそうでした。今後の活躍に期待大です。

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今回の講座では、最初にモーター作りの工程を一部始終会員の目の前で実演しました。
その時の様子から、直接目で見て学ぶことは、テキストを読んだり、説明を受
ける以上に大きな刺激となったのではないかと感じる。

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#お知らせ#
   次回の活動は6月20日 「手回し発電機の製作」です。
   活動の掲載は6月末ごろを予定しております。

                     

                                    (写真 コメント 広報 今井)