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最先端の技術に接して

仙台市太白少年少女発明クラブ
第10回
 活動内容    (2014・9・20実施)

*全コース  施設見学会            引率総括      工藤 治夫 会長

見学先    東北大学電子光理学研究センター 【 センター長(教授) 清水 肇 先生 】

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【講演】
加速器】粒子を加速する装置     講師 (教授)清水 肇 センター長

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センター見学にあたり、センター長 清水先生の講演がありました。アニメキャラクター、ゲゲゲの鬼太郎(=1m)と目玉おやじ(=10cm)を登場 させて、長さや大きさの比較、概念を会員にわかりやすく解説される。その上でスライドを用いて展開された銀河の大きさから原子核の世界は、参加者全員興味 と驚きがいっぱい、未知の世界へ引き込まれていきました。
(加速器の進歩で、見ることの出来なかった世界を知ることは新しい発見や発明に繋がることを感じた貴重な講演でした。)
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施設見学内容
* 本体室(線形加速器)
* 第二実験室(STBリング)
* GeVガンマ線実験室
* 光源加速器棟
見学は四班に分かれて行動
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光源加速器楝

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【コヒーレント・テラヘルツ光源加速器】を見学。電子ビームを使っ
て強い光を発生させる装置。テラヘルツ光源研究は今後、
加速器の進歩に欠かせないと感じる。

GeV-γビームライン

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原子核の中に侵入出来るというGeV-γビームライン実験室を見学。
ここでは物質の階層について学習。原子核は更に細かく陽子と中性
子からできていることを知る。物質って奥が深い。

STBリング(円形加速器)

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地下の大きな施設。原子核の内部構造を探るためには電子線が必要、それには高いエネルギーの粒子線が必要、そこで高エネルギーを作る電子加速器が必要になる。(高エネルギーはこの装置の中で粒子と粒子を衝突させて作るようです)

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施設内の随所に装置や器具類の解説板が設置されており、
クラブの参加者にとって理解が深まりました。

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【実験】 霧箱  身近な放射線を手作り装置で実感

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先ずスクリーンで施設の先生から霧箱製作についての手順が
説明される。

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身近な材料で作る。プラスチック容器,黒紙、エタノール、マントル、
ドライアイスなど。

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霧箱の中のマントルから白い放射線の飛跡が見えます。
霧箱製作大成功!充実の一日となりました。

最後に

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センターを案内してくださった学生・先生方と参加者のみなさん。
総勢七十名(会員二十五名)が大変お世話になり有難うございました。
 
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お知らせ
次回の活動日  9月27日
制作したマシンで競技会を開く予定です。自宅へ持ち帰った会員は
忘れずに持参して下さい。

                        (写真 コメント 広報 今井)