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☆初めての体験!原子核理学研施設見学☆

仙台市太白少年少女発明クラブ第7回講座    (7月22日実施)


  夏休み施設見学会

場所:  東北大学大学院 理学研究科
                 原子核理学研究施設

見学・学習のポイント
★ものは何からできているの  ★どうやって調べるの ★原子核ってなあに?
★加速器ってなあに?  ★放射線ってなあに?

実際に見て触れたこと

   *直線加速器と円形加速器を見学する。

   *サイクロトロンを見学する。
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   *どんな物質が放射線を通過するか実験(α線とγ線の線源を用いる)
   *霧箱で放射線を見る実験(シャレーにエタノールとマントルを入れた装置)
   *粒子の衝突実験〈標的にビーム粒子を当てると散乱の様子から標的のかたちが分る)
          (見学時・施設配布の資料より)

太白区の桜の名所三神峯公園のすぐ近くに歴史を感じさせる数棟の建物があります。
ここが今回の見学施設『東北大学院 理学研究科 原子核理学研究施設』です。
普段は一般公開されていない施設だけに関心は高く見学者数は総勢73名になりました。

当日は土曜にもかかわらず施設長笠木次郎太教授をはじめ研究室の先生方、
大学院生の皆さんが大勢で太白少年少女発明クラブの一行を迎えてくださいました。
見学会は対象が小中学生ということで、楽しく遊びながら学べるように工夫された数々
の実験や、分りやすい説明書などが準備されていました。

おかげで今まで程遠いものに感じていた原子核物理や物質科学の世界が少し
身近に感じることができました。(♪広報・今井)

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全長60メートルにも及ぶ直線電子加速器の前で先生より装置の生い立ちや性能などについて
分りやすく丁寧な説明を受ける。ここで加速された電子は隣接の円形加速器へと送り込まれるということですが、、、「でもやっぱり難しい!」
  
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施設の大物、円形加速器について詳しい説明がパネル表示されている。早速会員も一生けんめい読んでみる。興味をもってくれたかな。


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どんな物質が放射線を通過するか実験です。(α線とγ線の線源を用いる)
大学院生の皆さんが何とか理解してもらいたいと会員にクイズを出して実験に引き込む。
この方式は大人も楽しめてとても魅力がありました。


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粒子の衝突実験
模型装置が遊び感覚ももりこまれていて会員に大人気、粒子に見立てたボールを
見学者も衝突させてみる。ここでも担当の大学院生の方々の準備の大変さが伝わってきました。
それだけに今日の体験は会員たちの頭の片隅にしっかりファイルされたようです。


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長時間にわたる見学会、3班に分かれて 行動したあと最後に合流して記念撮影前のひと時。
緊張が解けて和やかな笑みがこぼれる。一生けんめい学んだ後はリラックスすることも大事だね。

最後に施設長笠木教授から 「これからもどうしてこうなっているのかなと自分の頭で考える習慣を身につけましょう」と励ましのエールをいただいて 貴重な見学会を終えました。 本当にありがとうございました。