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2008年03月26日

♪思い出がいっぱい、あっという間の一年間でした♪

仙台市太白少年少女発明クラブ 第23回講座(3月15日実施)     

      【 競技会と閉講式】
        

                    第一部 競技会

                           ・紙飛行機の部
                           ・振動モーターロボットの部


                    第二部   ・平成19年度閉講式

                           ・競技会成績優秀者発表
                           ・一年間の活動の振り返り他


                                 

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待望の競技会スタート                     

                       
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競技会開会式、開始の前に競技についてのルールや参加者としての心構えなど工藤会長より説明がある。会員はどんな気持ちで今日に臨んだのかな、会場の体育館は緊張の中にもいつもの講座の時よりなんだか華やいだ雰囲気に満ち溢れています。

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前回の講座で空気の不思議についてたくさん学習した会員、どうしたら滞空時間を長く保たせることができるか2週間の間にいろいろ工夫をしてきたようす。みんな全身で思いっきり紙飛行機を飛ばしていました。きっといろいろな思いがこもっているのでしょうね。「一秒でもながく飛べ」とストップウオッチを持つ指導員の手も思わず「ギュツ」と力が入っていました。


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4秒以上飛び見事一位に輝いた会員の紙飛行機、風を受けやすいように尾翼を少し立てるという自分なりの工夫をしたのがいい結果につながったようです。講座の内容をしっかり自分のものにしていたのだね!

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粘り勝ちの優勝だね!最初のレースからトラブル続き、しかしあきらめずに根気よく現場で調整をかさねたね。その結果3回目の競技で最高タイムが出る!本当におめでとう!


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指導員も特別出場!、楽しそうにでもかなり慎重にロボットを操ります。成績は?内緒です。

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思い出がいっぱい閉講式


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工藤会長より会員一人ひとりに修了証書が手渡される。
そして最後のメッセージ、「みなさんはつらい時も力を合わせて大きな催しものを実現させてきましたね。何事も逃げずに進んでやっていくうちに生きる知恵がついてきます。また他人のできないことに挑戦して人の役に立つ自分でありたいと思うようになってください。」と全指導員の願いも込めて伝えられる。

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当発明クラブの常任指導陣も会員とともに歩んできた一年間がとても名残惜しそうです。


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カメラからみた会員はこの一年間さまざまな活動を通じ多くの喜びや楽しみを味わい、 
工夫することを覚えたように感じます。経験豊かな指導陣の教えは様々な形で
会員の気持の中に深く刻まれたことでしょう

                         (写真 記事 広報 今井)

2008年03月14日

♪空気の性質を知って素敵な紙飛行機を作ろう♪

仙台市太白少年少女発明クラブ   第22回講座(3月1日実施)     

【 空気の不思議と飛行機  】
                                 担当指導員  奥村清彦 専任指導員

☆講座のポイント

紙飛行を作るにあたり、どうしたら長い時間飛ばすことができるのか、先ず空気のいろいろな性質を実験をしながら学習する。


第一部 空気の成分、基本性質、圧力、膨張収縮、振動などについて。

第二部 紙飛行機がなぜ飛ぶのか基本原理の学習と制作。

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空気の不思議に触れる実験


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ビニール袋に空気を閉じ込めて、空気の存在を知ってもらう。「なーんだ、そうか」と納得したようす。

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   ペットボトルの中に風船を入れて膨らませることができるのかという実験、奥村専任指導員以外の
   チャレンジャーはどうしても膨らますことができない。全員キツネにつままれたような気分???
   でも、これからの展開になんだかワクワクドキドキ、やっぱり実験って興味がわいてくる、なぜか
   そんな雰囲気がいっぱいにあふれる。

   [指導員の手品?の種明かしは、、、ペットボトルの中の空気が詰って、風船が膨らむのを
   邪魔しないように仕掛けが、、、。講座の最後に謎解きがありました]

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空気の重さを知る実験

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布団圧縮袋に物を入れさらに空気を入れて膨らませたのちに重さを量る、次に空気を抜いて真空状態にして重さを量ると、なんとはかりの目盛りに変化が現れる。今まで空気の重さを意識したことがなかった会員はとても不思議顔です。なぜ自分たちの体はいつも空気を重く感じないのだろう?と。その答えは実験が進むにつれて解き明かされていきます。


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圧力の差の実験

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真空容器の中の空気を抜くと今まで膨らまなかった風船が膨らみ始めました。同じようにお菓子の袋を入れて容器の中の空気を抜くと袋が破けて中身が飛び出しました。空気は圧力の高いほうから低いほうへ動くことがわかる。

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空気の流れと力の実験

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ボールの空中浮遊。ドライヤーでボールを自在に操る?このあと一枚の紙を用いて空気流にひかれる紙の実験、空気の抵抗など飛行機に関係のある実験を行う。

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紙飛行機を作る

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実験で空気のことをたくさん学習した後は、いよいよ
閉講式の記録大会へ向けて紙飛行機作り。高性能の飛行機を目指す。
                  
会員の真剣な表情を見ていると二週間後の大会が盛り上がりそう。
                  楽しみになってきました

       
                              (写真  記事  広報 今井)

2008年03月09日

♪電気がなくても聞こえるよ!♪

仙台市太白少年少女発明クラブ  第21回講座(実施2月16日)

   【鉱石ラジオを作ろう】       
   
 
担当指導員  大内 厚 指導員 


*材料プリント基盤・AMコイル・アンテナリード線・可変コンデンサー・ダイオード ほか

☆講座のポイント

鉱石ラジオの製作だけにとどまらず、会員の知識や興味が今後の活動につながり広がっていくことも考慮された講座構成となっている。
*どうして聞こえるのかラジオの動作原理を学習       *回路の説明          *作り方 

*電波と放送の仕組みについてなど


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鉱石ラジオの仕組みについて解説する大内指導員。全会員に「聞こえるラジオを作って達成感を味わってほしい」と願う思いが伝わってきます。

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           大内指導員とサポート役をかってでた工藤会長とのコンビネーション講義もばっちり!

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               会員の指先と表情からかなり熱の入った取り組みということがうかがえます。                            「ものを作るのは好きだよ」という声が聞こえてきそうです。
           

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細かい部品もなんのその、今までに培ってきたと集中力で難易度の高いラジオの組立てやはんだ付けをこなしていく。

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                   待ちに待ったテスト、はたして電気なしでラジオを鳴らすことが                       できたのかな?君たちの苦心の成果に期待できそうだね。
              

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できました!完成した作品です。はんだ付けの作業がたくさんありました。細かい部品もたくさんありました。でも、一生懸命取り組んだ分だけ完成のあとはみんなの喜びが大きくなって返ってきた模様。
帰りの挨拶の声、いつもより弾んで聞こえました。。


                                        (写真 記事 広報 今井)

2008年03月03日

♪「気体(窒素・水素)の不思議♪

仙台市太白少年少女発明クラブ  第20回講座(2月2日実施)

空気について・・「窒素編」&「水素編」&「水の分解編」
                        
                      担当指導員     長谷川 俊一 指導員

 ★講座の内容★実験を中心に進めていく。

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#実験その①窒素編  液体窒素をかけてみよう。

対象物に液体窒素をかけるとどう変化するか結果を観察する。


対象物:バナナ・花・テニスボール

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化学実験において大ベテランの長谷川指導員が担当した気体実験、これからどんなことが始まるのか、会員は興味津津今まで見たこともない光景に静まりかえる。

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                       バナナはカチンカチンになり落としたら割れ、花もかたくなり落としたらばらばらになった。軟らかかったボールも落としたら割れてしまった。 会員はこんなにいろいろなものを短時間で凍らせることのできる液体窒素にびっくりした様子。
「かなりすごかったよ!」と講座終了後に伝えてくれた感想がそのことを物語っていました。今回のこの実験は会員にとても大きなインパクトがあったようです。
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#実験その②水素編 「水素を発生させよう」   塩酸を用いる。

発生した水素を集めて燃やしてその様子を観察する。
 

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一つの実験が終わったら結果がどうであったか様子や感想をノートに記入しておきます。クラブでは講座で気がついたこと、おもしろかったこと、次自分ならどんなふうに工夫してやってみたいか、などフリースタイルでノートに書き留めておくことを奨励しています。「講座の気づきメモ」は将来何らかの形できっと会員の財産になることをクラブの指導陣は確信しております。本当にそうなってほしい!

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#実験その③水の分解編 水の電気分解で水素を発生させよう。
                           水酸化ナトリウムと直流6Vの電源装置を用いる。

電気分解の様子を観察。

・発生した気体の多いほう(水素)にマッチを近づけるどうなるか観察。
・発生した気体の少ないほう(酸素)に線香の火を近づけて燃え方の変化を観察。
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日ごろあまり見られないH型ガラス管やフラスコなど実験器具によって次々と行われる気体の科学実験に会員はいつもと違う、緊張と興味と驚きがあったようです。この新しい刺激、次の興味とやる気の高まりへとつながっていくといいですね。

★まとめとしての講義★ 

窒素の性質・水素の性質についてそれぞれ学習。
「環境問題がいろいろ叫ばれている現在、液体窒素が気体に変わるときには、体積が何倍にもふえ、たくさんの水素が燃えるときは爆発という大きな力が発生。しかも二酸化炭素は発生しないという性質があります。環境問題がいろいろ叫ばれている現在、ぜひ、これらを自然エネルギーとして利用できないか会員の皆さんも考えてみましょう。      (参考資料・長谷川指導員作成講座テキストより)」

長谷川指導員の実験と講義をとおして非常に意義のある呼びかけは、それぞれの会員の胸にしっかりと刻み込まれた、そんな印象の受ける「気体の不思議」講座でした。

                                ( 写真・山崎指導員ー  取材 広報・今井)