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2008年07月30日

夏休み行事  新しい体験をしました!

仙台市太白少年少女発明クラブ  
第7回講座
 (7月25日)             

*体験学習 「梶原電気株式会社」 工場見学  (若林区六丁の目元町 )      

参加者 会員 発明クラブ指導員 スタッフ 保護者他  41名

                      代表引率者 工藤治夫 会長   


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4年前のクラブ発足時から太白少年少女発明クラブをバックアップしていただいている
梶原電気株式会社
もの作りの会社ということで会員の夏休みを利用して、工場の中の製品作りの現場を見学をさせていただきました。今回はその時の様子を一時部分ですがご紹介します。

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          できないことはない、チャレンジ精神あふれる物づくり大好きの達人が集結した会社
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雨の中、梶原社長が私たちを笑顔で出迎えてくださる。
会社の製品についてや見学するときの注意について話されたあと会員へ「この中から未来の発明家が出ることを応援しています」と述べられ、クラブにとっては本当に嬉しいエールをいただく。
朝から緊張気味の会員も親しみを覚えた様子。

               ★    製造   ★

                  
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板金やプレスするハイテクマシーンを見て会社の方から説明を聞きながらただ繊細さと
ダイナミックな動きに目を見張る。
見学終了直後、会員に「どこが一番印象に残っているのかな?」と質問したところ
最初に見たNCマシーンやパレットパンチなどにまず驚いたという感想がとても多かったです。

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当クラブの工藤会長も会員を代表して?興味を持ったところを質問をする。
「滅多にない工場見学、会員も刺激されて興味に感じたこと、わからないことを
どんどん質問をするとするといいのになー」と取材者は心の中でつぶやく。
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溶接現場 日ごろはんだ付けには少々自身のある?会員も本物の溶接作業にシーンとなる。


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             制御盤や分電盤を作っている現場を見学、係の方から細かい説明を受ける。
         実にさまざまな分野に使われていることがわかる。会員もどんなことを制御するのか
         とても興味をもつ。たくさんのスイッチにも興味があるようでした。
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ここでベテランの方にインタビューをいたしました。
「電気関係の仕事に就かれたきっかけと,長年続けてこられた理由はなんでしょうか」とお聞きしたところ、「親がやっていたことで興味を持ったことと、大変なことでも自分自身が好きだからやってこられた」と深い含蓄のあるコメントをいただきました。子育て中の方々は参考になるのではないでしょうか。

             ☆   製品   ☆                        

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          看板?ネームプレート?とても精巧な文字のくり抜きに「機械の力ってスゴイ」の連発!

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            まだ未完成品のベンチについて説明を受ける。先ほどの機械によって作られたもの          ということで会員の見る目も関心度が深い事を示している。


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見学の途中で鋼鉄のイルカがプレゼントされました。板金担当のかたが今日のために何十個も製作して準備してくださる。会員は大喜びです。ペンダントになるように穴があいているのがプロのご配慮です。


                        。
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出荷を待つばかりの携帯電話 電波中継基地の完成品を見学。

このあと、塗装や研磨の現場なども見学。続いて
廃蛍光管破砕機の前では環境問題に積極的に取り組む会社ということも学習する。

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            見学終了後は工場内を案内をしてくださった会社の方々と記念撮影。
         お忙しい中、仕事を中断して安全に気配りしながら発明クラブの見学に応じてくださった        梶原社長をはじめ社員の皆様、本当にありがとうございました。


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取材後記 
 今回の工場見学会は日ごろ完成品しか見ることのない会員にとって材料から、どんな道具を使って、どんな工程を経てものができるのかがわかり、とてもインパクトのある学習機会となりました。今日の体験はずっと頭の隅に残り続けることと思われます。
工藤会長はじめ指導陣もそれを願っての工場見学会を実施したものと思われます。
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そして取材の中で、「わが社はどんな仕事でも最初からダメと思わず、まずあきらめないでやってみる」という梶原専務の柔軟な発想のコメントがとても印象に残りました。これから成長していく会員に活動の中でぜひ伝えていきたい言葉です。

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                                写真 記事 広報 今井

2008年07月28日

風の力を測ってみよう

仙台市太白少年少女発明クラブ  
第6回講座
 (7月19日)             担当 佐々木三郎指導員

風力発電機の風車の羽根の改良と力の測定

         

 
☆クラブテーマ  「自然エネルギーの活用」についての学習<の一環


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            羽根の角度を変えると、モーターに取り付け風を当てたとき発電する力が                                        どう変化するか測定する。


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測定に先駆けて、風洞にモーターがきちっと据え付けられて、正確に作動するかチェックする指導陣、
手作りの電力測定装置がとても立派に見える。製作担当者の創意と工夫に満ちた装置だ。

                             

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会員を前にして「一度測定して、あまりいい結果が出なかった羽根はどこが悪かったのか欠点を見つけて改良していくことが大切です」と工藤会長の講義。            
    

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自分たちの羽根についてさらに性能アップを目指してチャレンジする会員たち,みんなよりよい結果を出すために悪戦苦闘しています。

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指導員も再び慎重に風力発電機の羽根を測定器の中にセッテイングをする。
どんな結果が出るか楽しみです。 

★測定結果★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
            ・三枚羽根最大数値→ 曲げる角度20度のとき・・・・・最大電力0、047(W) 
            
            ・四枚羽根最大数値→ 曲げる角度10度のとき・・・・・最大電力0、042(W) 
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(注 担当指導員より)「今回は会員にわかりやすくするために曲げる角度と発電電力の関係を取り上げたが、取り出せる電力は羽根の角度だけではなく、形状やバランスなど多くの要因が絡んでいる」とのことです。
         

                                      (記事  広報 今井)

2008年07月18日

風の力をいかそう

仙台市太白少年少女発明クラブ  
第5回講座 (7月5日)             担当 奥村清彦専任指導員

風力発電機の風車の羽根を製作

         *初級編ー4枚羽根製作 *中級編ー三枚羽根製作
           (材料 いずれもアルミニューム)
 
☆クラブテーマ  「自然エネルギーの活用」についての学習<の一環

クラブ活動をとおして、風力は人にも地球にも優しい自然エネルギーだということを会員に伝えていきます。そしてまた、どうしたらたくさんの風を受ける羽根が作れるのかな?みんなで考える!       


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継続会員は昨年よりさらに性能がアップする風車の羽根三枚羽根作りに挑戦。奥村専任指導員の言葉に耳傾けながら難しくなった分じっくり考えながら取り組むく。

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材料のアルミ板を羽根の形になるようにイメージしながら測って、しるしをつけていく。柔らかい材料だけに変形しないように慎重に取り扱う。一つ一つの作業が丁寧だ。レンズを通して会員のいい緊張感が伝わってくるよ。
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風の力をたくさん得る風車の羽根を作るには道具を使いこなすことも大事だね。
指導員のアドバイスで焦点を見定めて思いっきりハンマーを下ろす。勢いがあるね。

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当クラブでは、会員が積極的に道具を使用できるようになっています。道具の数、管理、使用の指導、などものづくりを経験してきたからこそ整えられる「もの作り環境」といえます。

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ボール盤を回して羽根に穴をあける。
今までに見たことも触れたこともない機械だけにかなり慎重に取り扱う。
次の順番を待つ会員も心配そうに操作する手元を見守る。


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ひとりで心配な時は指導員ががっちりサポートする。
でもどの会員も講座の会を重ねるごとにもの作りに対する興味がいっぱい湧いてきているようです。
今回の未知の体験は、この次同じ道具や機械を扱うときにすごい自信になっているね!
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二時間頑張った末にこんな立派な羽根が出来上がりました。とても達成感が伝わってきます。
次回は、この羽根がどんな力を出すか測ってみる講座だね。楽しみにしている!


                                              (写真・記事 広報 今井)