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2007年01月30日

静電気の正体を探ってみよう!

仙台市太白少年少女発明クラブ  第19回講座     平成19年 1月20日実施
                                                                
  
                             担当主任 工藤治夫 会長  
                                              協力スタッフ(12名)

*講座内容 -電気の不思議-

①静電気を起こして実験をする。
A、 電気ばけを作る
B、 実験人間電気リレー
C、 静電気、帯電実験
②静電気について学習*(注参照)
③工作 クリップモーターを作り回す。


*(注)講義内容   静電気はどうしておきるの?
原子の世界の電子の移動  (講座で使用の資料より)
☆接触帯電  2つの物質が接触したとき
☆摩擦帯電  物質同士をすり合わせたとき
☆はく離帯電 接触したものをはがしたとき
☆衝突帯電  物質と物質がぶつかったとき

会員のほとんどが電気に触れては危険と感じている。しかし、今日の講座のように電気の仕組みを学習し、実験を体験することによって正しい知識と扱い方をすれば頭から恐れなくてもいいと電気に対する認識を少し新たにしたようです。恐れながらも果敢に実験に挑む姿に少し感動!会員の興味、関心の深さがうかがえます。指導員の先生も感動でしょうか (♪広報 今井)

実験・・・電気ばけ
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@ビニール紐を裂いて「電気ばけ」を作る。摩擦をするとはやくも静電気が起きている様子。なんとなく笑みがこぼれる。

実験・・・人間電気リレー
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静電気をおこし帯電した会員がほかの人と手をつなぐと電気が伝わって蛍光管が一瞬だけ光る。「ピカッ!」実験は大成功!ビリビリくるのにみんな勇敢にチャレンジしたね。さすが発明クラブの会員、肝がすわっているかな?

実験・・・静電気、帯電実験
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体と座布団をすり合わせて、静電気を置きし人体にどのくらい帯電したかを工藤会長に測定してもらう。なんと1万V以上帯電した会員がかなりいました。どの会員も恐る恐る測定器に向かう、


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測定された数値の発表に興味と驚きの声がたくさん飛び出しました。
今日の静電気について、たくさんの興味と関心が会員の中にしっかりチャージされるといいですね。
とにかくあっという間に終了した19回講座となりました。

2007年01月17日

☆どこまで走る気まぐれコップ☆

仙台市太白少年少女発明クラブ  第15回講座     平成19年 1月13日実施
                                                                
     迷走ロボットの製作                                                                                                                                                      担当主任 奥村  清彦 専任指導員  
                                                (協力スタッフ 9名)

講座内容☆モーターの回転軸に中心から外れたおもりを取り付けて回転させると、遠心力が働いて振動が起きるため、モーターを取り付けた紙コップが迷走するというもの。

会員は電気や光の講座とはまた違う物理の世界を楽しく体験できる講座となっています。

また、講座の終盤には教材考案者の奥村専任指導員からは「今日の講座でなぜ迷走?どうしてだろうと思ったことは積極的に自分で調べて解決してみよう」と会員へ強いメッセージが伝えられる。
     
       (このメッセージ、会員のどこかにとどまっていてくれることを期待しています。♪広報・今井)


* 材料
           ・マイクロ振動モーター1個
           ・電池ホルダー1個   ・電池(LR44)1個
           ・切りかえスイッチ1個  ・リード線
           ・厚手ベース両面テープ ・セロテープ

*使用した道具
           ・はんだごて  ・ナイフ  ・ピンセト  ・ニッパー  ・他

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今回は実技に入る前に「振動」と「遠心力」について、教材考案者の奥村専任指導員より会員に理解を深めてもらいたいということで事前の講義が行われる。難しい内容にもかかわらず、どの学年も真剣な面持ちです。


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資料を傍らにおいて、道具のピンセットを上手に使って教材を完成させていく。細かい作業が続く中、本当に神経を集中させていることがうかがえます。

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迷走ロボットの本体が出来ました。一番上が電池、左下がスイッチ、右端がマイクロ振動モーター。

この後、本体の上にさらに顔を書いた紙コップや飾りを付けると「迷走ロボット」の完成となります。

最後にダンボールなどにたくさんにピンを打ち、迷路を作りスイッチを入れると、モーターは振動をはじめ紙コップのロボットは気ままに走り出します。   行き先は誰にも分りません。

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完成した作品を実際に走行させて迷走するかテストをしてみる。みごとピンの間を走り出しました。

モーターの位置を変えて、走り方の変化を楽しむことも覚えました。

頑張った2時間、会員の笑顔と嬉しい声がいちばんよく聞こえる瞬間です。
指導陣もホット胸をなでおろす。