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2006年07月24日

仙台市立東六番丁小学校~「しごと」ってナニ?~

=ハリウコミュニケーションズ株式会社=

~「しごと」ってナニ?~

平成18年6月15日(木)
10:45~12:20

 ハリウコミュニケーションズ株式会社による「学社融合型キャリア教育プログラム」は、平成17年度から経済産業省の地域自律・民間活用型キャリア教育事業として展開されています。
 平成17年度は仙台市内2小学校の実施でしたが、本年度は規模を拡大、自立に向けた教員研修など多角的に実施されていく予定です。
 仙台市立東六番丁小学校(國井周一校長、児童数373名)では、昨年に引き続き6年生(2クラス、55名)で本プログラムを行います。
 6年生は昨年、仙台市経済局の「起業教育・キャリア教育実践校」に応募し市が作成したキャリア教育テキストを使用して、14時間「見つめよう仕事と自分」の単元で授業を行いました。また、当時の6年生の「お仕事インタビュー」のプレゼンテーションを見る聞く機会もありました。十分な予習を行ってきていると言えます。
 授業は3回目を迎え、ファシリテータとも大分顔なじみになってきました。

今日はゲストに見学者が多彩、おしごとブレーンストーミングに参加するみやぎジョブカフェの方、学校と地域の融合教育研究会の宮崎会長(習志野市立鷺沼小学校長)とはじめ教室の後方がいつになく大人でいっぱいになっています。

<推薦状「ベスト発表賞」&「ベストパフォーマンス賞」発表!>

higaroku007.jpg まずは先週の推薦状発表の集計によるベストの表彰。
予想通り?質問が集中した子ども達が受賞となりました。
苦労は報われる?

<お仕事ルーツ>
「ひいおじいさん・ひいおばあさん」、「おじいさん・おばあさん」、「おとうさん・おかあさん」の仕事を調べてくることが前回の宿題でした。
グループに分かれ、黄色い紙にフェルトペンで職業を書き込み、黒板に貼られた世代別の紙に貼り付けます。

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「今ない仕事、変わった仕事、新しくできた仕事は何かな。」
・昔は個人の商店、食べ物関係が多かったけど今はなくなった。
・機械やコンピュータの仕事が出来ている。科学の発達。
・農業とか自分の食べる物だったり自分のための仕事だったけど、今はみんなのための仕事になっている。
「自分達の仕事は何になるんだろう。」
  ・フリーター
  ・給料はあがる!
  ・発展した仕事

<お仕事ブレーンストーミング>
4時間目は、教室から多目的室に移動、2クラス合同での授業となります。

higaroku011.jpg まずは、「ブレーンストーミング」は何することかを聞きます。脳に嵐を起こすくらい考える?
そして授業に参加するみやぎジョブカフェキャリアカウンセラーの岡本さんと藤村さんが紹介されました。
仕事について何でも教えてくれる!?
興味ある仕事・身近な人がやっている仕事を3~4つカードに書き出します。
それをグループ毎に分類。
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○一生続けられる仕事
(岡本さんへの質問)デザイナーは一生できますか?
(答え)会社に入るのではなく個人でブランドを持てば、体力の続く限りできます。

○お金の儲かる仕事
 (校長先生に)先生って儲かる?
 (岡本さんに質問)パイロットは?
 (答え)難しい質問ですね、大勢の命を預かる大変な仕事なので訓練や責任は大変です。
     その分お給料は高いとも言えます。

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残念ながら時間はここまでとなりました。
他に、
○なるのが難しい仕事
○フリーターでも出来る仕事
といった分類をしてもらおうと思ったのですが、宿題となりました。
(この日の午後、担任の先生が続きをやってくれました。)
振り返りシートから

*調べてわかったこと
・昔あった仕事のほとんどがなくなってきた。(8)
・時代につれて、仕事が新しくなってきている。(4)
・昔は農業がさかんだったが、今は少なくなった。(2)
・ずっと変わらずに続いている仕事があることがわかった。(公務員など)
・昔の仕事は今の仕事に何らかの形でつながっていることが分かった。
・新しくできた仕事も、その前をみれば似たような仕事があることが分かった。
・ひいおじいさん、おばあさんの時代は自分のお店などが多かった。
・お父さん、お母さんの時代になると、どこかの場所で働くのが多かった。

*おもしろかったこと・気づいたこと
・たくさんの仕事があることに気づいた。(3)
・仕事は名前がかわったり、変化し続けることに気づいた。(3)
・みんなの興味のある仕事がそれぞれ違っていることがわかった。(4)
・仕事を書いた紙を出しあって話し合ったときが楽しかった。(3)
・ひいおばあちゃんの世代には仕事の種類がたくさんあった。調べるのが楽しかった。(2)
・自分のやってみたい仕事がもうかるのか、なるのが難しいかなど調べるのが面白かった。
・みんな色んな仕事がしたいんだなぁと思った。
・自分の興味のある仕事を書くのがとても楽しかったです

*難しかったこと、疑問点
・なぜ昔はあった仕事をそのまま続けなかったのか?
・仕事の就き方、なるためにどうするか?などが疑問に思った
・仕事を考えること。(6)
・なぜ昔は農業が多かったのに今は少なくなっているのか。
・(仕事について)儲かる・儲からないの区別が難しかった。(力士、僧侶、料理人など)(4)
・興味ある仕事を書くのが大変だった。(3)
・おじいさんやおばあさんに仕事を聞くのが大変だった。
・ずっと続けられる仕事がよく分からなかった。(2)
・自分の選んだ仕事がどんな質問にあてはまるのか分からなかった。
・仕事は知っているけど、書くとなると思いつかなかった。
・質問に対して分類するのが難しかった。

*次回までにしてくること、してみたいこと
・音楽系の仕事はどのくらいの種類があるのか調べたいです
・カウンラーはいくらもうかるのか?
・自分のなりたい仕事には何が必要なのか、どうすればなれるのかを考えてみる
・本当にやりたい仕事が自分でも出来るのか知りたいです
・パイロットになりたいから、飛行機の仕組みを調べたい。
・もっと仕事を調べたい。(11)
・自分に向いている仕事をさがしたい。(2)
・もっと仕事がなんなのかを知りたい。(2)

*仕事(職業)について、分からなかったこと、疑問に思ったことを書いてみよう。
獣医師:いろんな動物に会える。
イラストレーター:絵が好き。
動物を助ける仕事:親から離れてしまった動物を助けたい。
ディズニーランドの店員:上から下まで様々だから、わからない。
漁業:どんなにつらいのか、収入を知りたい
プロのテレビカメラマン:どうすればなれるか
ラーメン屋店長:どのくらいの給料?
マンガ家:バイトOKなの?
看護婦:看護婦の人は夜勤がどれぐらいあるか?
トリマー:トリマーの人は自分の犬も連れてきていい?
パーマ屋:パーマ屋で働く人は免許がいるか?
海上保安官:主な仕事
プロ野球選手:スタメンまでの道のり
警察官:検挙率を上げる方法

 授業後お昼休みに入っても、ゲストのキャリアカウンセラーの方に2人の生徒が相談をしている姿が印象的でした。
いつも以上に活発に質問の手が上がったようでしたが、「いつもの」先生以外に、専門的立場からの客観的なアドバイスは、子ども達にとっても新鮮で有益であるということを感じました。

 授業の後、参観された宮崎校長からいくつかアドバイスをいただきました。
★お仕事ルーツでは、おじいさんとおばあさんでマーカーの色を青・赤と分けると、一目で女性が社会進出してきた状況もわかるのではないか。
★短い授業時間を有効に使うため、カードは配る前に「これから配るカードにお仕事を書くんだよ。」と言って配るとその時間も子ども達は考えることに使える。
 限りある時間を子どものために最大限なるべく有効に使うという教育のプロならではの着眼点で早速取り入れることに。
 宮崎校長は鷺沼小学校でも本プログラムを取り入れたいと、同校の教員を仙台市に派遣したいご意向だそうです。自立・展開の強力な援軍が千葉県から現れました。

<文責:東北経済産業局産業人材政策室 三瓶>

仙台市立東六番丁小学校~自分を知ろう・友達を知ろう②~

=ハリウコミュニケーションズ株式会社=

~自分を知ろう・友達を知ろう②~


平成18年6月8日(木)
14:20~15:05

 ハリウコミュニケーションズ株式会社による「学社融合型キャリア教育プログラム」は、平成17年度から経済産業省の地域自律・民間活用型キャリア教育事業として展開されています。
平成17年度は仙台市内2小学校の実施でしたが、本年度は規模を拡大、自立に向けた教員研修など多角的に実施されていく予定です。
仙台市立東六番丁小学校(國井周一校長、児童数373名)では、昨年に引き続き6年生(2クラス、55名)で本プログラムを行います。
昨年度は9月から21時間を使い学習し、2月には仙台市で行われたシンポジウムで150人もの大人の前でプレゼンテーションを行い、大きな拍手をもらいました。
今年の6年生は昨年、仙台市経済局の「起業教育・キャリア教育実践校」に応募し市が作成したキャリア教育テキストを使用して、14時間「見つめよう仕事と自分」の単元で授業を行いました。また、当時の6年生の「お仕事インタビュー」のプレゼンテーションを見る聞く機会もありました。十分な予習を行ってきていると言えます。

第1回目の授業は6月1日(木)に行われています。


第1回「自分を知ろう、友だちを知ろう①」
6月1日(木)13:30~14:15
振り返りシートより

*今日の活動で分かったこと。
・みんな考えていることが違うことがわかった。
・友達が思っていることがわかった。友達の夢がわかった。
・決断力が大切なんだなと思った。
・人によって個性があることがわかった。自分の意見ばかり通さないようにしたい。
・推せんカードで友達のやりたい職業がわかった。
・自分や友達などを知る事も大切だとわかりました。
・将来のことを今までよりたくさん考えることができた。
・相手の推せん状を見せてもらってこんなこと考えているんだな、こういう仕事がいいなと思っているんだなと思った。


*学習した感想やもっと知りたいこと、今後勉強してみたいこと。
・今後は自分の夢につなげられることを知りたい。
・人の夢を予想することはできないけど、自分はわかるからがんばる!
・色んな仕事をもっと詳しく調べてみたい。
・これからも自分の夢を大切にしたい。
・仕事については、とても難しい。その職業になれるか心配になってきました。



ファシリテータは、6年1組が遠藤千穂さん、2組が松浦あゆみさん。
各教室では、それぞれ担任の須藤先生、吉川先生も参加し、本日は前回の続編、いよいよ友達の「推薦状」をみんなの前で発表します。
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<推薦状発表>
2人組でお互いのいいところ、向いている職業についての推薦状を前回授業の後半作成しました。今日はそれをみんなに発表します。



 


推 薦 状


       年 組 名前あああ


 ・推薦する人:
 ・推薦する仕事:
 ・推薦する理由:                     



 ・この人の野望


 ・特別PRポイント


 ・これからの課題


 



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「具体的に表現すること、パフォーマンス・実演も大事」とアドバイスされながらも、本人からの特技披露はなかなか出来なかったようです。
  ○野球選手
  ○サッカー選手
  ○デザイナー
  ○ファッションモデル
  ○料理人
  ○カレー屋の店長
  ○カウンセラー:不登校の友達を助けたい。
  ○棋士
  ○植物の品種改良
挙げられるさまざまな職業に質問も挙がります。
前日、東北楽天の選手とコーチが学校を訪問し、その夜のヒーローインタビューで「東六番丁サイコー!」と叫んでくれたそうです。その感激か男子は「野球選手」が多かったような。



振り返りシートより


*おもしろかったこと・気づいたこと
・みんなそれぞれ将来の夢が違った。
・私はパートナーの人が推薦した仕事には就きたくなかったけど、パートナーはその仕事に向いていると思っていることがわかった。
・友達の演技が楽しかった。
・発表で面白い人がたくさんいて、こんな書き方もあるなぁと思った。


*難しかったこと・疑問点
・人前で話すことが難しかった。
・声を大きくだすこと。
・上手く伝えるのが難しかった。
・人の特徴を見つけるのはよかった。けどアドバイスが分からなかった。
・パフォーマンスを要求されてできなかったこと。
・質問を考えること。
・聞いたことをまとめたりするところ。
・人のやりたいこと(特徴)を見つけるのが大変だった。
・自分のことを考えるのが難しかった。


*次回までにしてくること、してみたいこと
・友達の言葉をもっと入れたかった。
・他の人の推薦状も書いてみたいです。
・今度は自分の事を書きたい。
・もっとみんなのいいところを探したい。
・昔の仕事を調べる。
・三世代前の人の仕事を聞く。
・先祖の人の仕事を知りたい。それとお父さんお母さんがなぜその仕事に入ったのかを知りたい。



 授業の後、担任の先生方とミーティングを行いました。
★毎回の授業の流れを、まとめと予告という形で子供たちに伝えると、方向性が見えて助けになる。
★やってみてどうだったか、ふりかえりの時間が大切。
★質問のやり取りが一番盛り上がる。→だからすこしゆっくり時間を持ちたい。
★何かを説明する時は実演などを混ぜて、はっきりとイメージさせて噛み砕いた状態にしてから始めさせる必要がある。
等、本プログラムについてアドバイスと提案いただきました。昨年と同様、担任の先生も積極的に関わり教科学習との連携も図っていただき、よりよいプログラムに仕上げていくことができそうです。


<文責:東北経済産業局産業人材政策室 三瓶>

聖ウルスラ学院英知小・中学校~オリエンテーション~


=ハリウコミュニケーションズ株式会社=

~オリエンテーション~


平成18年6月3日(土)
8:45~10:20


 ハリウコミュニケーションズ株式会社による「学社融合型キャリア教育プログラム」は、平成17年度から経済産業省の地域自律・民間活用型キャリア教育事業として展開されています。
 平成17年度は仙台市内2小学校の実施でしたが、本年度は規模を拡大、自立に向けた教員研修など多角的に実施されていく予定です。
 聖ウルスラ学院英知小・中学校は、昨年度の教員研修やセミナー参加を経て、今年度から授業開始となりました。
 同校は昨年4月より9年間の小中一貫校となり、キャリア教育を行うのは7年生。
 小中一貫でのSecondステージである5年生から7年生は、教科担当制を基本とし、専門の教科担当者による授業で、3年間で中2までの4年間の課程を修了することとなっています。
 土曜日は公立学校はお休みですが、同校は3時限の時間割になっています。


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朝の1時限目の道徳、2時限目のLTHRの2コマを使ってキャリア教育が行われます。

(ちなみにこの授業の後は、「武道」の時間で剣道と長刀(なぎなた)だそうです。それで全員体操着を着ています。)
ファシリテータは、ハリウコミュニケーションズ㈱の田中さん、アシスタントに吉田さん。



<紹介>
これから仕事について考える授業をしていきます。
仕事のイメージって何かな?
 ・金もうけ
 ・ひまつぶし
 ・人生


<Riding a bus>
質問に対してYes/Noを判断し、教室の右と左に分かれます。
○お金持ちになりたい人
○海外に住みたい人
○ボケというよりはツッコミの人
○知らない人と話せる人
 →(向いてる職業は?→「セールスマン」(!)、「詐欺師」(×))
○コツコツが好きな人
→(向いてる職業は?→「銀行員」)
○フリーターにならない人
→(Yes)・給料が安い
・みっともない
(No)正社員になる前に勉強したい。

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Noのグループにインタビュー


<夢の設計図>
自分の将来についての年表を作ります。



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先生も一緒に考える→



←発表。「長寿でギネスに載る!」


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<動物占い>
前もって担任の先生が、生年月日から結果を出してくれていました。
自分に合っているところ、いないところ、「私ってこんなひと?!」シートに記入します。
グループ内で発表し、続いて全体での発表となりました。



振り返りシートより


*おもしろかったこと・気づいたこと
・ Yes,NO問題は楽しかったです。みんなそれぞれ違うんだと感じました。動物占いは当たってるところもたくさんあってビックリしました。
・ 自分のことがいろいろ分かった。(3)
・ 自分の悪い部分がわかった。(2)
・ 自分が思っている以上に努力家だったことがうれしかった。urs005.jpg
・ 自分の性格を再確認できた。(3)
・ 改めて自分の将来のことや人生を見つめられました。動物占いで自分の性格も見つめられました。
・ 一人一人、みんなちがうんだなぁと思った。(2)
・ 自分の性格が良く分かった。実際に人生の設計図を書いてみるのは初めてだったので、結構楽しくできた。
・ 自分の性格が合ってて良かった。あっていないものもあったけど・・・。設計図のように楽しい人生を送れればいいです。
・ 自分の性格が当たっていた。(5)
・ 自分の性格を見つめてみて、いいところや悪いところが気づいた。先生たちの説明が分かりやすく良かった。
・ いつも自分の性格とか考えたことがなかったので、あっ!こうゆうことがある!などと、いろいろ考えることができてよかったです。
・ 動物占いで自分の性格が当たっているものが合った。最初のゲームが楽しかったです。
・ 動物占いで、当たってないところも合ったけど、自分の性格が分かった。ゲームをしたりして、楽しい授業だったと思います!
・ 悪いところよりも良いところのほうが自分に多く当てはまったので良かったと思いました。(夢の設計図では本当に夢がかなう気がしてきました)
・ 夢に対してまた考えさせられた。
・ 自分の夢は、こんなにいっぱいあったっけ?!と自分ふりかえりました。よかったです。
・ 思ったより理想とかけ離れまくっている。直したい。
・ ゲームや紙に夢の予想図などを書くことで、一風変わった職業体験ができた。
・ 一人一人みな違うんだなと気づきました。それと人は人で私は私なりに出来ることがあるんだなぁと思いました。占いが楽しかったです。自分の良いところや悪いところが改めて分かりました。
・ 皆、フリーターになりたくなかったり、なるって人がいたり・・・みんな全然違うんだな~と思いました。夢の設計図も楽しかったし、実現率UPするとは思ってなかったからビックリしたけど嬉しかったです。
・ いままで漠然としていた人生について文字で表したらはっきりと形ができたようでよかったです。これからはこの理想に向かって努力したいです。
・ 自分の夢を書いてみて、夢のことがより明確になったと思います。動物占いはすごく当たっていると思いました。


*難しかったこと、疑問点
・ Yes,NO問題、少し戸惑いました。
・ 夢の設計図は未来のことを考えなくてはいけなくて難しかったです。現実になったらうれしいです。
・ 自分の事を見つけるのが難しかった。(2)
・ 自分の性格は案外良く分からなかったので、選ぶのが大変だった。urs006.jpg

・ 自分の性格を探り出すのが大変でした。(2)
・ 自分の人生のことを書くことが大変で絵を描くところが難しかった。
・ 「夢の設計図」を書くのが難しかった。(10)
・ 設計図を描くのは結構難しかった。急にいろいろな質問をされると普段は考えないことだったので難しかった。
・ 絵が難しかった。(2)
・ 動物占いがどうなっているか(どうして分かるのか)不思議です。(2)
・ バスのゲームとか、すぐに考えが浮かばなかったので、ちょっと難しかったです。夢の設計図は考えたりするのがなかなか思い浮かばなかったのが難しかった・・・。
・ 自分の事を見抜くってとっても難しいんだなと感じました。でも占いはとっても不正確で、逆に見抜く力になったと思います。
・ 将来はどうなるか分からないので「夢の設計図」を考えるのは大変でした。どうして名前等で性格が分かるのだろうというのが疑問点です。
・ 自分の人生を書こうとするときになかなか自分の夢が出てこなかった。
・ 将来図。思ったようになるかな。



 担任の先生の「日頃おとなしい子ども達の別の面を見ました。」という感想がにわかに信じられないほど、活発に動いてくれました。(体操着だったのもよかったのか?)
 「キャリア教育」という言葉自体、新聞や大人の世界では最近よく言われるものの、教育を受ける当の子ども達自身には何のことやらわからないのは当然で、このプログラムでは自分と他人の違いを認識することから始めます。振り返りシートでも楽しい・難しい、両面を書いてくれました。昨年の実践は小学生でしたが、学年上がった中学生での実践、まずまずのスタートのようです。
 同校では、夏休みにおしごとインタビュー、8年生で職場体験を予定しているそうですが、道徳・HR・仲間共生の時間を活用してのキャリア教育に取り組んでいきます。


<文責:東北経済産業局産業人材政策室 三瓶>

2006年07月17日

☆自然の力で羽根を回す~すると~☆

仙台市太白少年少女発明クラブ第五回講座  (7月1日実施)  
                                          指導主任 奥村清彦専任指導員

    *風力発電機の製作ー風車の羽根を作る

  前回の講座は手回し発電機でしたが、今回は風車の羽根を作ることによって風から力を得ようという講座です。
 
材料はアルミ板2枚(2センチ×16センチ)を用いて風を受ける羽根を作りました。
羽根の角度が小さかったり、曲げる方向が反対だったり一度ではなかなかできない会員が多かったようです。でも「どうすると羽根はよく回りたくさんの風を受けることができるのだろうか、紙の風車などを考えてごらん」と指導員の先生からおおきなアドバイス。最後には最高0、54Ⅴ、全体で1,5Ⅴもの電気(電圧)を起こすことに成功しました。(♪広報 今井)

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すぐに完成しなくてもくじけず何度も工夫して風車の羽根作りに集中する会員。
次の回転テストはきっといい結果が待っている。

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風車の羽根の中央はセンターポンチで穴を開ける。初めて見る機誡にちょっとドキドキする。

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どのくらいの電気が起きるかな?期待と不安がちょっと入り混じる電圧テスト。

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1,5Ⅴの電気を起こすみんなの羽根が集まる。後半の講座でもこの羽根パワーが活躍することに!楽しみにしていてね。

2006年07月16日

☆人力エネルギーの発電機をつくる☆

仙台市太白少年少女発明クラブ第四回講座  (6月17日実施) 
                                         指導主任  奥村清彦専任指導員

        *初級 手回し発電機簡易型
       *中級 磁石とコイルの組み合わせ型

  手回しという簡単な方法で電気を起こす装置の製作を取り上げる。
今回は6メートル以上のエナメル線を丁寧に3本巻くという作業があるため、会員にとって前回の講座にも増して材料の処理と管理が大変なようす。

奥村専任指導員から繰り返し、「材料や部品をきちんと管理し使いやすいようにすることも大切なものづくりの基本です」と会員に伝えられる。(♪広報 今井)


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エナメル線は混線しやすいので廊下に目印を張りそれに沿って班リーダがカットしていく。
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この班もリーダーが自分の作業をこなしながら活動していく。昨年の経験が活かされています。

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発電機完成!手回しをして発電するかどうか確かめる。小さな電球が確かに光りました。会員の気持ちは太陽の光よりもっと輝いて見えたことでしょう。良かったね。

☆音は小さくても聴こえた喜びは何倍も大きいよ☆

仙台市太白少年少女発明クラブ第三回講座  (6月3日実施)  
                                 指導主任 庄子孝一指導員  大内 厚指導員

    *鉱石ラジオの完成と放送を聴こう

  前回に続きラジオの製作。天然の鉱物で電池が無くても簡単な回路で放送局の電波をキャッチできるゲルマニュウムラジオを全員が完成させること、また実際に番組を聴くことを目ざす。(♪広報 今井)

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 この講座では仕上がりがクモの巣に似ていて、人気の高い『スパイダーコイルゲルマニュウムラジオ』に挑戦。エナメル線をクモの巣のように丁寧に巻く作業はとても根気の要る作業でしたが、最後まで頑張り通した会員のファイトはとてもすばらしいです。支援援る指導員、サポーターの皆さんも指導に力が入りました。


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果たして見事に聴こえるようになったかな?。学校が違っても高学年が中学年の受信の調整を手伝っています。「このクラブでは全員が一つの大きなファミリーとして助け合い向上していきましょう」という方針が浸透してきつつあるような一コマです。

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「やった!」ついにラジオの放送の音がかすかに聞こえて来ました。この日は野球の実況があったようです。報告する会員の声が弾んでいました。 指導員をはじめ周りのだれもが一番嬉しい瞬間です。

☆地球にやさしいラジオ作りにチャレンジ!☆

仙台市太白少年少女発明クラブ第二回講座  (5月27日実施)   
                                指導主任  庄子孝一指導員  大内 厚指導員

         初級講座  鉱石ラジオを作る
        中級講座  鉱石ラジオの増幅とスピーカを作る
 
 
現代の社会では電気や電池をつかうことがごく普通になっていますが、クラブのテーマでもある「未来を拓くクリーンエネルギーの技術を創出する発明と工夫」に沿って、電池が無くてもラジオが聴ける鉱石(ゲルマニュウム)ラジオの製作をしました。(♪広報 今井)


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少し難しいけれどまず、指導員の説明をよく聞いてからラジオを作り始める。会場が一つとなって聞き入る。

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なんといっても細くて扱いにくいエナメル線をを100メートル以上まく作業はとても大変でした。でもみんな2時間以上の作業にもかかわらず真剣そのもの。いい汗かきました。

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中級講座の会員は初回で早くもラジオが完成!(二年目の会員のみ増幅とスピーカーのテスト用に乾電池を使用)これからは、班のリーダーとしても活動引っ張っていく頼もしいパワーです。

2006年07月01日

☆18年度仙台市太白少年少女発明クラブ開講☆

『未来を拓くクリーンエネルギーの技術を創出する発明と工夫』をテーマにクラブ活動がスタートしました。2年目ということで指導員、スタッフ全員、気持ちも新たに今まで以上にとても張り切っております。また、小学2年生から中学1年生までの会員30数名も、講座の受講をとても楽しみにしているようです。今回は、5月13日に実施された和やかな開講式とやや緊張感に包まれた基礎講座の模様をご紹介します。(♪広報・今井)>     
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      工藤会長より「科学やものづくりの楽しさをたくさん体験してください」とお祝いの言葉 が贈られる。                  
 
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これから一年間講座を支える指導員の皆さん。 会員の可能性を見出す名人揃いです。                         
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  それぞれの思いが大きくなあれ!
     

仙台市太白少年少女発明クラブ第一回講座  (5月13日実施)  
                               
                               指導主任  工藤治夫会長 奥村清彦専任指導員
 
      *図面の見方                         
 
     *工具の名前と使い方

 これからの発明クラブの活動において必要な図面と道具について会員に理解してもらう。

同時に今回は、小中学生には扱いが難しく危険と敬遠されているハンダコテを使って自分のイニシャルを作る。初めての体験にどの会員も悪戦苦闘、時には「アッチチ!」の声も。でも世界でただ一つの作品ができたときのみんなの笑顔はとて誇らしげにも見えました。
今回の新鮮な喜びを大切にしてこれから一年間、発明クラブの活動を「ヨカッタ!」と思えるものにしてほしいです。

会員の皆さんに『科学的な発想にもとづく創作をつうじて、工夫やものづくりの喜びをぜひ体験してほしい』と切に願う指導員、スタッフ全員が応援しています。
                           s-IMG_1562.jpg   

経験のある2年目の会員はすでに一人で作業をこなし、入会したばかりの会員は指導員をはじめサポータや保護者の方が安全保守のために付き添います。                                         


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とても初めてとは思えない出来ばえです。ハンダ付け、ラジオペンチをとても上手に使いこなすことができました。会員の「やる気」のスタートです。