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2008年02月06日

♪コントローラーで方向変換ができるよ♪

仙台市太白少年少女発明クラブ         第19回講座(1月26日実施)

  【振動モーターを使ったロボットの製作 】
                          担当指導員  奥村清彦 専任指導員 
    
*使用する部品*

★コントローラー製作
・プラスチックスケース・乾電池・押しボタンスイッチ・平ワッシャー ・ 電線・ほか


★移動台製作 
・プラ段ボール・平型マイクロ振動モーター・小型自在車・配線用ターミナル ほか


*使用する道具*・ハンダごて・ハサミ・ナイフ・定規・ニッパー・ピンセット ほか


*講座のポイント*ロボットの製作を通じて、ブラシに振動を与えるとなぜ物が移動するのかその原理を学習する。


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ロボット作りに密接に関係のある遠心力や振動について道具を用いながら解説をする奥村専任指導員。会員が楽しく興味を持ちながら学べるように道具を用いての事前の講義は会員に製作の期待感をさらに高めます。

*こんな部品が準備されましたs-IMG_5064.jpg


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ブラシは歯ブラシの柄をカットして、コントロールボックスは100円ショップで売っている小物整理箱を応用
 当クラブ独自のユニークな部品がいっぱいです 。仙台市太白少年少女発明クラブブランドの「振動ロボット用キット」 の誕生です。                


*たくさんのハンダ付け作業  s-IMG_5046.jpg 

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今回は、コントローラ、振動モータ等に配線するためハンダ付けがとても多かったのですが、どの会員もコツを習得して確実に作業をこなしていました。今までにたくさんの講座をこなしてきたことが道具を持つ手にも表れています。
(レンズを通して、指導員の愛情あふれる指導とそれに応えた会員の努力がひとつになって見えた気がします。)


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コントローラーでテスト走行をしてみる。表情から、どうやらかなりうまくいった様子です。繰り返し繰り返し操縦スイッチの入れ方を研究していました。

   

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作品の工夫した点、カットした歯ブラシを輪ゴムでまとめ、台の前方に取り付ける。なぜ?と質問をすると、そのほうがロボットが安定して震動がブラシにしっかり伝わり、コントロールしやすいとの答えが返ってきました。
会員が制作する中で自ら気がついた改良点です。今後がますます楽しみになってきました!

               

                      写真 記事  広報  今井


                   

2008年02月01日

♪静電気ってなぜ起きるの?♪

仙台市太白少年少女発明クラブ         第18回講座(1月12日実施)

  【静電気を起こす実験をしてみよう 】
                          担当指導員  工藤治夫 会長、 


*材料     ・クリップ・ビニール紐・蛍光灯・紙ほか

☆講座のポイント

身近なところに存在している静電気について、いくつかの楽しい実験をとおして、会員に発電の仕組みを理解してもらう。
                              

★静電気発生の仕組みを学習(講座資料より抜粋)

  原子の世界の電子の移動による
   * 接触帯電=二つの物質が接触したとき
   * 摩擦帯電=物質同士をすり合わせたとき
   * はくり帯電=接触した物をはがすとき
   * 衝突帯電=物質と物資とがぶつかったとき。(講座資料より)


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磁力の確認
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発電に密接な関係のある磁石と方位計との実験でN極とS極は引き合い、
S極とS極N極とN極は反発することがわかった!
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電気くらげ
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くらげの製作、30センチ長さのビニールひもを結び、両端を細かく裂く。作業の途中から紐がおどりだす。会員は早くも静電気が発生したことを体感する。完成後水道管とともにティシュなどでこするとくらげと水道管はさらに反発しあいビニールの紐はふわふわ浮き出した。

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くらげを静電気発生装置に近づける。くらげは反発して今にも飛び出しそう!会員はやや離れて見学、静電気発生装置は高電圧になっているので要注意です。


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人間電気椅子
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お尻を揺すり椅子の上のビニール製の座布団と摩擦させる。はたしてどのくらい発電したのか
工藤会長にチェックをしてもらう。ちょっぴり期待と不安の入り混じった実験かな?


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人間電気リレー
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端の人がいすで静電気を起こしたのち、手をつなぎ次々と電気を伝えて最後に蛍光灯を光らせる。勇気ある会員によって見事に蛍光灯はほんの一瞬ですが確実に光りました。発電大成功!
工藤会長、指導員の先生、そして会員の皆さんよかったですね!!


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「実験でも講義でもそのときは難しいと感じても一生懸命取組むことが大切。そうすることで将来必要になったとき、必ず思い出して役に立つ」ということを繰り返し会員に伝えて今回の講座は終了しました。指導陣の熱い思いは確実に届いていることでしょう。

                               (写真 記事 広報 今井)