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2006年11月10日

☆気ままな自然エネルギーだって貯めて使うと便利だね☆

仙台市太白少年少女発明クラブ  第13回講座      10月21日実施
                         

自然エネルギーの保存について学び活用範囲を広げよう!
                                            
                                       指導主任    工藤治夫 会長

                                           
講座内容

第10回講座で制作したソーラーカーとソーラーウオーカーにスーパーキャパシター(電気二重層コンデンサー)を取り付けて太陽のエネルギーを充電させ走らせて見る。

学んだ大きな点

太陽のエネルギーは無限にあり環境にダメージを与えないというすばらしい特徴があることを会員は今までの講座から理解している。
しかし太陽のエネルギーは屋外のみで、しかも晴れているときにしか利用できない欠点がある。

今回の講座では太陽エネルギーをもっと便利に広い範囲で活用するにはどういう方法があるのか、資料による講義やソーラーカーの競技を通して楽しく学ぶ。

       *エネルギーの保存ー貯めて使う方法

①一次電池   ・乾電池 ・木炭電池 ・レモン電池   ←使いきったら捨てる

②二次電池   ・バッテリー ・鉛電池 ・カドニカ電池 ・リチュウム電池  ←充電して繰り返し使える

③蓄電器    ・コンデンサー ・フィルム型 ・セラミック型 ・電解型  ←放充電少なく長時間使えるがエネルギー量が小さい

④スーパーキャパシター(電気二重層コンデンサー)←最先端の大容量コンデンサー、充放電特性がよく永く使えてエネルギーの量が大きい。エネルギーを蓄えて使う電気自動車や電気機器にも普及する。


難しい講座の後は指導員も会員も保護者もみんなでエキサイトできる二種類の競技
(コンデンサーなし=屋外、 コンデンサーあり=屋内)を実施する。
2時間半の長い講座ながらクラブテーマの「自然エネルギーについて」レベルアップしした内容が会員にスムーズ伝わるように指導方法が工夫されている。(♪広報・今井)


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今日の講座はどんな流れなのか以前の講座とも関連させて本日の指導員、工藤会長より説明がある。
競技会があると聞くとやはり会員の頬は一瞬にこやかに。

期待するメニューがあると、難しい説明や講義もなんとなく理解できてしまうから不思議!


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まず最初に改造する前にソーラーパネル搭載のみで走らせて見る。
なかなか太陽は顔をみせてはくれない。ひたすら待つ会員。思わず空を仰ぎ見る
「太陽は気まぐれですね、当てにならないことも多いですよ」と会長は声をかける。
会員に競技を通じて太陽エネルギーの欠点も知ってほしい様子。


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待望の太陽が顔を出しました。マシーンも、そろそろとスタート!時々脱線もありますがそれでも会員はマイマシーンに声援を送る。熱い日差しの中で熱い戦いとなる。


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さあ!これからはスーパーキャパシターをとりつけて太陽の状態に振り回されず室内でも走れるように改造する。
マシーンのエネルギーがレベルアップするので取り組む作業も周りと和気合いあいだね。

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太陽が出ていなくてもエネルギーを貯めるスーパーキャパシターが新たに搭載されたのでちゃんと走り出す。太白小学校の廊下がさしずめみんなの思いを乗せたサーキット場に変身です。
みんながんばれ!!

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競技の後は成績優秀者を発表。周りから祝福を受ける。同時にどんな点に配慮して改造したか工夫点も披露してもらう。ちょっと誇らしい一瞬だね。
一つの講座から会員はものづくりの知識だけでなく気持ちのめんでもいろいろなことを体験します。嬉しい思いも悔しい思いもみんな明日の工夫の知恵へと続くのでしょうね。