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2009年02月28日

電気なしでどうして聞こえるのかな?

仙台市太白少年少女発明クラブ

第21回講座(2月21日)

鉱石ラジオを作ろう       担当  大内 厚 指導員

*鉱石ラジオの製作 
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*鉱石ラジオの動く原理の学習

*回路の学習

*使用した主な部品

ダイオード、可変コンデンサー,AMコイル
イヤホン、プリント基板、アンテナリード線他

*講座をとおして電池や電気がなくてもラジオの放送を受信できることを学ぶ。
クラブテーマに沿ったエネルギーを大切にする講座でもある


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「日本でラジオ放送が始まったのは約八十年前です」とラジオの歴史から講座がスタート。


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大内指導員の説明にじっと耳を傾ける会員、このあとのラジオ作りに期待が高まります。


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いよいよラジオの製作開始です!

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プリント基板を見てうまく部品を実装出来たか確認をする。

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図面通りにはなかなかいかない、でも「自分で作ったラジオは絶対聞きたい」という
熱意がものづりの気持ちを前に押し出させる。がんばれ!

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今年度の講座もいよいよ終盤、道具の使い方がしっかりと板についてきました。
はんだづけもペンチの使い方も一人前です。

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「ちゃんと聞こえるね!」遊座指導員に褒められて完成の喜びがわいてくる。
このあと、取材者の私も聞かせてもらいました。放送局の音楽番組がバッチリ耳に届きました。
成果が出る「ものづくり」の完成って嬉しいのだろうな!とちょっぴり会員がうらやましくなりました。

                          (写真 記事 広報 今井)


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2009年02月20日

実験・金属にはどんな性質があるのかな

仙台市太白少年少女発明クラブ

第20回講座(2月7日)

金属の性質を確かめよう       担当  長谷川 俊一指導員


実験① 磁石、電気を用いて金属の性質を探る
   おもな準備品 
     磁石、銅線、乾電池、豆電球 
     A、スチール缶、B、アルミニウム缶、C、銅板、D、亜鉛板


実験② 炎色反応 ある種類の金属(元素)物質を炎の中にいれると特有の色を
            出す性質があることを確かめる
 
   おもな準備品 
     ガラス棒、蒸発皿、ビーカー、
     ア、硫酸銅水溶液、イ、塩化ナトリウム水溶液
     ウ塩化リチウム水溶液、エ、硝酸カリウム水溶液

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講師の長谷川指導員、「オリンピックのメダルはどうして金、銀、銅なのか知っている?」
面白い話もたくさん飛び出す。会員は興味津々。答えは講義で明かされる。


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何の実験かな?楽しそうだね。いろいろな金属に磁石を近づけてくっつくか
テストをしています。

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A~Bの金属を用いて通電実験。班ごとに協力し合あって、結果はノートにしっかり
記録する。

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炎色反応実験、「炎が大きくてこの色に燃えるのは?」と学習したことを思い出しながらじっと
炎を見つめる。最後に全員で答え合わせをして確認をする。

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【発展学習】イオン化傾向について
マグネシウムを塩酸の中にいれて水素を出す実験をしています。

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    実験状況と結果
実験①磁石に金属を近ずけるとスチール缶(鉄)はくっついたがほかの金属は
くっつかなかった。金属には磁石につくものとつかないものがある。
導線、豆電球を使ってA~Dが電気を通すか実験。結果金属は電気を通すことがわかる。
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実験②ア~ウの水溶液をそれぞれ燃やして燃えるときの色を観察する。
銅はダイダイ色、ナトリウムは黄色、リチウムは赤色、カリウムは紫色とそれぞれ違った。
燃やす金属(元素)によって特有の色を出して燃えることがわかった。

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♪実験中の会員の表情は本当に生き生きと輝いています。やはり直に見て触れて
実行できる実験は魅力ある講座の一つなのでしょう。興味あふれることを体験した後は、
会員がいつどんな形でどんな「芽」を出すのかとても楽しみになってきます。♪


                                     (写真 記事 広報 今井)